自由が丘の眼からうろこ
自由が丘・昭和から令和へ

銀座・広小路 繁華街といえば銀座、上野広小路。日本中にある地名で、もちろん自由が丘にも広小路通り、自由が丘銀座があった。昭和30年代、我が家の前はつばき通りと呼ばれていた。同じ通りにある大島屋という料亭が繁盛していた頃で […]

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自由が丘の眼からうろこ
スーちゃんは好きですか

Oさんの受診 Oさんはあまり身ぎれいな方ではない。たいがいは髭が伸びて、着ている服もよれよれだった。古希を迎えて身だしなみには関心が薄れてしまったかもしれない。 Oさんはメガネをはずしてシャツの裾でレンズを拭きながら、も […]

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自由が丘遺産3井戸

井戸巡り 渋谷から自由が丘に引っ越してきたのは昭和34年。今でこそ若者や外国人に人気の渋谷で、大規模な再開発の途中だが、当時はまだまだ戦後の面影を色濃く残す街であった。 小学校の屋上は焼夷弾が落ちた跡で凸凹。あちこちに空 […]

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九品仏3:閻魔様

忌中 九品仏の総門をくぐるとすぐ左側に閻魔堂がある。その手前には橋がかかっていて、下を流れるのは三途の川。こちら側が現世で此岸。川を渡ればあの世で彼岸である。そこに焔魔堂があって、中央にはもちろんひときわ大きな閻魔様。左 […]

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九品仏2:白鷺草

四季 世田谷の浄土宗浄真寺は通称九品仏。かつて奥沢城だったものが念仏道場に変わって三百余年の歴史をもつ。参道に入ると両脇に松が並び、寺に近づくにつれて欅、いちょうが混ざって、秋になると松の濃い緑もくすんでくる。般舟場とか […]

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自由が丘遺産2靴店

自由が丘の隙間 自由が丘の駅ができたのは昭和4年。それまでは九品仏駅と呼ばれていて、改札口があったのは今より少し渋谷寄り。自由が丘デパートとひかり街の間であるメインの通りは今のすずかけ通りで、当時駅前の一等地にあったのが […]

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自由が丘遺産1防火用水

火事と喧嘩は江戸の華。江戸の町には火災に備えて水を溜めた桶があちこちにあった。天水桶と言った。この備えが昭和の時代まで続いて、自由が丘にもコンクリート製の水槽がそこかしこ置いてあった。ついでに各家庭の前には、道路の端にコ […]

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緑内障2:老化として

眼の老化 足腰や歯に比べて眼の老化はあまり目立たないけど、ザっと見てもこんなものがあります。 1)瞼が下がって眼瞼下垂瞼を上げる筋肉が弱くなり、上瞼の縁が瞳の真ん中あたりまで下がると、上の方の視界が狭く感じます。ひどくな […]

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九品仏1:極楽の偏差値

九品仏の名称は浄土宗浄真寺という。九躰の阿弥陀如来像が安置されるのが特徴で、この辺りでは九品仏と呼ばれるようになった。 寺の正面には般舟場とあって、ここは本来質素な念仏道場であった。仁王門をくぐると正面には二本の大イチョ […]

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緑内障1:自覚症状

緑内障の自覚症状は? 緑内障の自覚症状は視野が欠けてくるものですが、真ん中付近から見にくくなることもあるし、まわりから欠けることもあって一概には説明ができません。ただし、初期から中期にかけて自覚症状はほとんどないので、自 […]

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